宇宙のお話07「自分の次元2」
Date : 2016/09/08 作成者 : hiroeイラスト:今井宏枝(旅うさぎより)
前回のつづきです。
「自分」とは自分に認識できる範囲のことで、その中で自分はどこにいるのかという「観測場所」自体なのではないかと言いました。
ミチオ・カクさんの言う「意識の単位」と同じことになると思います。
SF映画のように、異次元へ移動するには、特殊なマシンが必要なような気がしますが、実は「意識の単位」を増やしていくことで、異次元を「認識」できるようになるのではないか…というのが私の持論です。
もしも、2次元までしか認識できない人間の世界に3次元人間が来たら、2次元人間には3次元人間の断面しか認識することはできません。
が、しかし。
実は2次元人間にもちゃーんと3次元の体があるのです。
認識してないだけ。
それで、前回のつづきですが、5つ目の次元(と仮定する)の「振動」を認識できると、どんな世界が見えるのでしょうか。
これまでの次元数の増やし方と同じように、
5次元は、4次元(時間のある3次元空間)が連続したものであるはずです。
プリズムから別れた7色の光の波長が徐々に変わって並んでいるように、振動数違いの時空が連続しているということになると思います。
これは、ちょっとずつ振動数の違う自分が並んでいる「パラレルワールド」と言えるかもしれません、
しかし、「物質」の振動数は変えることができません。
振動数が変わってしまうと物質も変わってしまうからです。
ですので、5次元世界では、観測地点によって全然違う物質の範囲もあれば、物質でない範囲もあるのではないでしょうか。
今現在、私たちが目に見ることができ、手に触れることができる「現実」の物質世界とは、単に振動数が物質を形作っている「地点」に過ぎず、可視光線以外の光が存在するように、見えなくてもちゃんと物質外の自分は存在しているのではないでしょうか。
それは、急にスピリチュアルな視点から言えば、幽体とか霊体とかいう部分なのではないかと思っています。
それも、間違いなく「自分」であり、「全次元」に存在する自分の一つです。
その違いはここでは「振動数」の違いです。
霊体の自分と肉体の自分は振動数違いの「自分」なのです。
2次元人間には見えなかった3次元の自分の体の部分が、私たちにとっての霊体とか幽体なのかなーと考えています。
肉体として現れているのは「自分」のごく一部。観測地点に他なりません。
ここで、急に話が変わったように見えるかもしれませんが、
「生霊」飛ばしたことありませんか?
もしくは「うっわー生霊が飛んできとる」と感じることはありませんか??
私はあるように感じます。
「生霊」ってなんでしょうか。
「意識」のことじゃないかな。
つまり、肉体以外でも、ちゃんと自由に操ることができるんです。
「ちゃんと」かどうかは問題があるところだと思いますが。
強く意識を飛ばすと、それは伝わっているものです。
逆に強く意識されていると、おそらくかなりの精度で感じとれると思います。
ほとんどの人が、とぼけているだけで、ちゃーんと感じていると思いますよ!
それを、ないものとしないで、きちんと「意識」するのです。
それが5次元世界です!
日本の平安時代。陰陽師が政治と深く関わっていた時代なんかは、それらをきちんと「意識」していたんだと思います。
日本はもともと、それが常識だったんです。
この世に「霊界」があるという話がしたいわけではありません。
連続した振動数の5次元世界を認識しようとすると、それはなるほど頷けるということになるのです。
「肉体」の振動数違いの自分が物質の範囲外に広がっているのです。
「観測地点」を物質外に持っていくこともできます。
実はみんな普通にやっていることです。
「意識」には肉体はありませんが、確実にありますよね。
その存在を疑う人はいないと思います。
意識は自由にどこにでも行けます。
ヒマラヤの頂上にでも瞬時に行けるかもしれません。
また、物質ではないので、振動数が変わることで「変化」することもできると思います。
振動数が荒くて低い自分もいれば、振動数が繊細で高い自分も「同時」に存在しているのです。
どこに「観測地点」を持っていくかによって「自分」というものが決まります。
振動数が低い高いの話をすると、やはりスピチリュアルなお話になってくると思いますが…
振動数が低く、荒いというのは、前にもお話したように「怒り」や「不安」ホラー映画のBGMを聞いた時のような感覚の状態ではないでしょうか。
振動数が高く繊細な状態は、逆に清々しいとかリラックスしているとか喜びや幸せなどといった状態ではないかと思います。
もちろん、単に高い低いという単純な区別ではないかもしれませんが。
「意識」を置く場所を移動させることで、自分の状態も変わる。
それは5次元の座標軸なのです。
つづく
今井宏枝